「Copilot Cowork」提供開始|中小企業の“小さく始める”活用法

2026.06.18
Copilot Coworkが複数ツールを連携し、データ整理・分析・成果物作成を自動化するイメージ

「複数のツールをまたぐ手間のかかる仕事こそAIに任せたい」
——多くの中小企業がそう感じてきたはずです。その期待に近づく発表が今週ありました。Microsoftの新機能「Copilot Cowork」です。まず何が発表されたのかを押さえ、そのうえで中小企業がどう向き合うべきかをConnectAIの視点で考えます。

何が発表されたのか

複雑な業務を自動で代行する「エージェント型」

Microsoftは2026年6月16日(現地時間)、Microsoft 365 Copilotの新機能「Copilot Cowork」の一般提供を開始しました(ITmedia報道、6月18日)。複数のツールやシステムをまたぐ複雑な業務を自動で実行し、成果物まで返すエージェント型の機能です。指示を出せば必要な手順を自分で組み立て、長時間に及ぶ作業も代行する点が、これまでのチャット型アシスタントとの違いです。紹介された利用事例には、スプレッドシートの安全な編集と変更後の依存関係の整理、約4000件のファイル比較、停滞した営業案件の分析・優先順位付けなどがあります。提供開始前の3カ月間の試験運用ではFortune 500企業の過半数が利用し、AccentureやCapital Group、Zurich Insuranceといった大手も導入したと説明されており、まずは大企業での実用が先行している段階です。

料金は「利用量課金」、コスト統制機能つき

Copilot Coworkは、Microsoft 365 Copilotのライセンス保有を前提とした利用量課金で、「Copilot Credits」という単位で請求されます。料金はモデルの利用量・情報の取得・ツールの呼び出し・実行時間の4つの要素から算出されます。支払いは従量制のPayGo(1 Copilot Creditあたり0.01ドル)と、事前契約で割引を受けられるプランが用意されました。Microsoftによると、競合との比較試験ではプロンプト単価が平均で約3〜4割低かったとされています。使った分だけ費用が発生する仕組みのため、テナントやグループ、ユーザー単位で予算や利用上限を設定できるコスト統制機能や、上限に近づいた際の通知、追加利用の申請、利用状況のレポートも備えています。

使えるモデルと今後の展開

一般提供開始時点では、AnthropicのOpus 4.8およびSonnet 4.6が利用でき、試験的な環境ではGPT 5.5も選べます。今後数週間以内には、セキュリティ強化と低コスト化を目的に調整したモデル「Cowork 1」の投入も予定されています。連携対象も広く、「Fabric」や「Dynamics 365」の営業・カスタマーサービス向けアプリなども一般提供の対象に含まれます。なお、試験運用期間中に利用していた企業には、2026年7月1日まで利用料金を請求しない移行措置も設けられています。

セキュリティと外部サービス連携

業務でAIを使ううえで欠かせないセキュリティ面も整えられています。Copilot Coworkはクラウド上で実行され、Microsoft 365内のセキュリティ・コンプライアンス機能(監査ログやデータ漏えい対策など)のもとで統制できます。また、企業システムの情報を扱う「Work IQ」への対応や、Edge経由での企業ポリシーに従ったWeb閲覧、monday.comやMiroなど外部サービスとの連携(順次拡大予定)も発表されました。Microsoft 365 Copilotのチャット画面には、Copilot Coworkへ切り替える専用トグルも追加されています。

ConnectAIの見解

中小企業は「小さく試す」が現実的

中小企業がいきなり全社導入するのは得策とは言えません。利用量課金で効果も業務によって差が出るためです。まずは1つの業務に絞り、使い始める前に予算上限や通知を設定して、想定外の費用を避けながら試しましょう。その際は「どれだけ時間が浮いたか」だけでなく「いくらかかったか」をセットで見ることが大切です。この観点があれば、続けるべき業務と人がやった方がよい業務の線引きができます。

土台のMicrosoft 365整備が出発点

AIが社内データを扱う以上、「誰が・どのデータに・どこまでアクセスできるか」を整えておくことが前提です。ここが曖昧なまま広げると、情報の取り扱いミスにつながりかねません。逆に土台さえ整えば、安心して活用範囲を広げられます。手始めに、自動化したい複雑な業務を1つ書き出すところから始めてみてください。土台づくりから活用設計まで、ここはConnectAIが特にお手伝いできる領域です。

出典:ITmedia エンタープライズ「Microsoft、『Copilot Cowork』の一般提供を開始」(2026年6月18日)/Microsoft 365 Blog「Copilot Cowork is now generally available」

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営業として多くの方と関わる中で培ったのは、相手の話をしっかり聞き、信頼関係を築く力です。現在はMicrosoftやMakeを活用した業務自動化の構築、HubSpotでのCRM管理、WordPressでの自社HP運営など幅広く担当しています。その経験をAI・DXの分野でお役に立てたいと思っています。皆さまのビジネスの成長を、全力でサポートいたします!

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